CO2排出量の削減は、2007年に「美しい星へのいざない-Invitation to Cool Earth 50」として日本より世界へ提唱されましたが、鉄筋コンクリート技術者にとっても大きな課題です。何故なら、鋼材とセメントの生産と使用がCO2排出の大きな要因の一つとなっているからです。本研究では、環境に優しい集成材を基本材として用い、PC鋼材(プレストレス工法)を内に隠した補強材として用いた梁、柱材および床材の開発を行い、その部材としての力学的特性を実験的に検証し、その実用化を目指します。