平成19年に新潟県中越沖地震の被害調査を行いました。ゴミ処理施設「クリーンセンターかしわざき」では，鉄筋コンクリート製の煙突が損傷し，敷地周辺の地盤は沈下し，道路に大きな段差と亀裂が生じていました。柏崎市街地では古い木造家屋の被害が多く見られました。また，柏崎市郊外では，竣工して間もない建物でも，地盤の変位によって建物全体が大きく傾斜し，使用不能となってしまった例もありました。この調査を通じて，地盤・基礎工学の重要性を改めて実感しました。

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